【 コラム 】2011年9月 Facebook
私は、ブログ(blog)やツイッター(twitter)には関心がなかった。フェイスブック(facebook)の話を聞いた時も同様であった。これ以上『友達』は増やしたくないという思いもあった。
ところがである。友人から「騙されたと思って勉強してみたら」という強い呼びかけがあり、重い腰を上げようとしていた絶妙のタイミングで、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ主催で「フェイスブックセミナー」(3回)が開催された。そして、運よく出席の機会を得ることができたことが、facebook取り組みの第一歩になった。
1回2時間のセミナーを3回聴いた程度で、その全容を理解できたとは思っていない。しかし、facebookの基本機能とその展開、特に、当社のビジネスとのかかわりについて、ある程度イメージできたのは、大きな収穫であった。
限りなくリアルに近いこと。双方向であること。『個人ページ』では新しい友達の輪が広がっていくが、一方で、過去の人脈が復活する面白さもある。ビジネスを意識しなくても、私の考え方を発信し、それに共感する人々との出逢いが確実にある。議論も限りなく深められる。
さらに、『facebookページ』で、ビジネス発信が可能になる。会員制のグループをつくり、さまざまな活動をすることも可能である。組織を持たなくても(つまり、大企業などに属さなくても)、自力で自らの考える組織をつくることができる。
セミナーを受講しながら、ビジネスの進め方を抜本的に変えていくツールとして認識しなければならないのではないかと考えていた。
併せて、旧来の一方通行のホームページは不要になるのではないかという思いが頭をよぎった。例えば、『facebookページ』にホームページをつくる。ベーシックデータのみを掲載し、新しい情報はその都度ページ上に公開し、双方向のコミュニケーションを図りながら、ネットワーキングの輪を広げていく。
「善は急げ」という諺(ことわざ)もある。
早速、5人の仲間を集めた。今月から週1回、PC持ち込みでfacebook勉強会を開始する。目標は、基礎から応用まで駆使できるレベルになるまで続けることである。
「フェイスブックセミナー」を受講して、改めて実感したのが、われわれの生き方や企業経営のあり方の抜本的な見直しが突きつけられているという現実である。
今世紀に入ってはっきりしてきたことは、競争の「かたち」の変化である。具体的には、規模の競争から「知」の競争への変化である。
企業が「勝ち残る」ためには、企業規模に関係なく、まず、「知」の競争の土俵に上がらなければならない。「知」の土俵で求められるのは「量」ではなく「質」である。マニュアル業務はスピードが求められるが、「知」の業務に求められるのは「成果」である。スピードは求められない。
「ナノ・コーポ」でもfacebookで、自力で独自の組織を持つことができるようになった。
今、正に時代の節目の真っ只中にある。



